キーワード(検索キーワード)と検索語句(検索クエリー、検索用語)の違いについて

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リスティング広告の専門的な知識のない方の中には例えば「キーワード」「検索語句」といった、一見似ている語句をつい一緒くたにして話をしてしまっている方を多く見かけます。

プロであれば文脈から判断してどのようなものが求められているのかを判断したりすることが可能ですが、例えば日常的なやり取りの中で「キーワード一覧が欲しいです」「コンテンツマーケに使用したいのでキーワード一覧ください」と一方的にお願いされ、データを出力し共有したところで「やっぱ検索語句をください!」などとなってしまってはコミュニケーションコストがかさみ、不必要に時間を取られてしまいます。

この記事の中ではつい一緒くたにされがちな「キーワード」「検索語句」「検索キーワード」「検索用語」の違いについて解説していきます。

下記にて同様の図を掲載していますが、各媒体ごとの「キーワード」「検索語句」「検索キーワード」「検索用語」の違いをまとめ、一覧化した図が下記図になります。

キーワード(検索キーワード)とは

まずキーワードなんなのでしょうか。 Google は公式ヘルプにて、以下のように定義しています。

キーワードとは、ユーザーが検索している語句と広告を一致させるために使用される単語やフレーズです。

「 検索ネットワーク キャンペーンのキーワードについて」より引用

キーワードとは、適切なターゲット ユーザーに広告を表示するために、Google 広告をご利用の広告主様が広告グループに設定する語句のこと

「 検索語句レポートについて – Google 広告 ヘルプ 」より引用

つまりキーワードとは、広告主、広告運用者が、自社製品・サービスと関連性の高い単語・フレーズを使用する際に用いるものになります。

キーワードは「完全一致」「部分一致」「絞り込み部分一致」「フレーズ一致」の4タイプが使用されます。2022年現在は「絞り込み部分一致」は新規入稿することができず、過去入稿された「絞り込み部分一致」は「フレーズ一致」と同様の挙動をするようになっています。

実際にアカウントを作る際にどのようにキーワード登録をするのが理想的なのかについて、別記事で過去に詳しく触れているので気になった方はそちらをご参照いただければ幸いです。

参照:【初心者向け】リスティング広告のキーワードの考え方

一点気をつけるべきは、上記した公式ヘルプの内容とは異なり、管理画面上では「キーワード=検索キーワード・検索語句・除外キーワード・オークション分析を束ねる概念として存在しており、それを示す場合もあるという点です。

ただ基本的に「キーワードを確認したい」と言われたら「検索キーワードを確認したい」という意味合いになるケースが多いため、検索キーワードを共有すれば問題ないでしょう。

検索語句(検索クエリー)とは

次に、検索語句とは何なのでしょうか。Googleは以下のように定義しています。

検索語句とは、ユーザーが Google 検索や検索ネットワークのサイトで検索を行うときに入力する語句のことです。

「 検索語句レポートについて」より引用

つまり検索語句とは、ユーザーが実際に検索バーに入力した語句情報(文字情報の羅列)ということになります。

補足説明

「検索語句」はかつては「検索クエリ」と呼ばれ、 Google 上では指標として存在していました。また Yahoo! では2020年5月現在もレポートで検索語句を出力する際、「検索クエリーレポート」というレポートで出力する必要性があるため、またサーチコンソール上ではユーザーが実際に検索した際に使用した語句情報は「クエリ」と表示されるため「検索語句」のことを「クエリ」「クエリー」と呼ぶケースも珍しくありません。

参照:Google Adwords、「検索クエリ」→「検索語句」など7つの用語を変更:MarkeZine(マーケジン)

検索用語とは

Amazon 広告のスポンサープロダクトキャンペーンにおける検索用語は、Google 広告における検索語句と同じように、ユーザーが実際に検索したものになります。

検索用語タブでは、Amazon内で購入者が検索の際に入力した検索用語で、1回以上のクリックにつながったものを示します。

検索用語」より引用

最後に

本記事で紹介した用語についてまとめ図解したものが下記図になります。

文責:川手 遼一