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「指名検索を増やす方法はありませんか?」という質問は、リスティング広告やSEOを担当している方であれば一度はクライアントや上司から投げかけられたことのある質問ではないでしょうか。
この質問が生じる裏には、多くの場合、下記3つの前提が存在しています。
- 指名検索経由の流入はコンバージョン率が高く獲得単価も低い
- 指名検索数を増やせれば費用対効果よくコンバージョンを増やせる
- 指名検索数の増加自体が認知施策を進めていく上で1つの KPI に設定されている
しかし先に結論をお話すると、指名検索数を増やすことも、指名検索経由のサイト流入数を増やすことも、当然その結果発生するコンバージョン数を増やすことも、決して容易なことではありません。
目次
そもそも指名検索とは何なのでしょうか。まず当ブログでは「指名キーワード」とも呼称していますが、この2つは同じになります。
自分は過去に指名と一般の違いに関する記事を書き、公開しています。
その記事の中で、自分は指名検索(指名キーワード)について以下のように説明しています。
指名キーワードとは、社名、サービス名、固有商品名、屋号、人名などの固有名詞を示すキーワードになります。
例えば「ユニクロ」の場合、「ユニクロ」が指名キーワードに該当します。またユニクロ固有の商品である「ウルトラライトダウン」なども指名キーワードに該当します。
指名キーワードの特徴としては、一般キーワードに比べてコンバージョン率が高く、広告のクリック率も関連度が高いこともあってか他キーワードに比べ、高い傾向にあります。
ユーザーは既にどこかでそのキーワードを知っており、「指名」して検索して広告をクリックしているわけですから、当然ですね。
「リスティング広告における指名キーワードと一般キーワードの違い」より引用
「一般キーワードに比べてコンバージョン率が高く、広告のクリック率も関連度が高いこともあってか他キーワードに比べ、高い傾向にあります」という一文を鑑みると、指名検索を増やすことがとても魅力的であること、そのためにリソース(人・モノ・金)を投下してでも増やしたいと考える方が一定生じたとしても、違和感はありません。
しかし、前述した通り指名検索自体を増やすことも、それによって生じるコンバージョンを増やすことも、決して容易なことではありません。
しかしながら、泥臭くも地道な取り組みを積み重ねていくことで増やすこと自体は可能です。
今回は実際に増やす上で有効な18の手法について解説していきます。
1つ1つはシンプルですが、いずれも実行すること、実行し続けることが難しいものになります。
王道ですが「圧倒的なプロダクトを世に出し続ける」というのは非常に有効な手段の1つです。
例えば「サランラップ」「シーチキン」とキーワードは、それぞれ特定の企業の特定の製品を示す指名キーワードでありながら、最早一般キーワード以上に検索ボリュームがあるキーワードの代表例です。
みなさんも普段「食品用ラップフィルム」と呼ばずに「サランラップ」と呼び、「ツナ缶」と呼ばずに「シーチキン」と実際に呼んでいるのではないでしょうか。
しかしこれらは特定の企業の製品を直接示す際に使用される、れっきとした指名キーワード(指名検索)です。
これらの数値は「圧倒的なプロダクトを世に出し続ける」を続けた結果得られたものです。
参考:これは登録商標? 侵害しないための基礎知識と普通名称化しないための管理
参考:普通名称化した商標一覧
参照:バンドエイド、サランラップ、キンチョール… なぜか商品名で呼ばれるアレ
4大マスメディアに露出するというのも、典型的ながらやはり有効な手段の1つです。特にテレビ CM 、テレビ番組に露出する影響は未だに大きいです。
テレビ CM はローカルか、全国ネットか、またどんな時間帯に放送されるのかによっても大きく金額が異なりますが、一定の認知効果を出すためにはそれなりに一定の広告投下、広告費が必要です。
一方でテレビ番組は広報的な活動によって、場合によっては広報担当者の人件費以外0円で露出できる可能性もあります。
「…とはいえ例えばターゲット層にフィットしない番組に露出しても意味がないのでは?」と以前に自分は考えていました。いくら指名検索数が増えても一時的なものでしかありませんし、そもそもコンバージョン(商品の実売)につながらなければ意味がありません。
しかし実際に社内のクライアントデータなどを見てみると、例えばターゲット層以外のユーザーも多く視聴するようなテレビ番組で10分ほど出演しただけで驚異的な指名検索経由のサイトへのアクセス数増加、売上の上昇を記録したケースは想像以上に多く存在しています。
特に全国ネットのテレビ番組に露出した際の効果については、絶大な効果があります。
関連性の低い視聴者層が主のテレビ番組に露出したものの、実際に指名検索(著者名、著書名)が行われ、実売に繋がった例として放送作家の石田章洋氏は著書『人気情報番組の放送作家がこっそり教える タダでテレビに取り上げられる方法』の中で、以下のような興味深い事例を紹介しています。
ある日の日曜日の夕方、びっくりすることが起こりました。日本テレビの人気番組「笑点」の大喜利コーナーの冒頭で、メンバーの挨拶の際に三遊亭円楽師匠が、なんと私の著書をカメラに向けて「この本がいうとおり、大喜利の答えもひと言で決めたいもの」などといいながら紹介してくれたのです。
『人気情報番組の放送作家がこっそり教える タダでテレビに取り上げられる方法』より引用
じつは私は、放送作家になる前に円楽師匠の弟子としてして修行させてもらっていました。そんなご縁もあるため、初めての出版を報告しようと献本していたのですが、まさかテレビで紹介してもらえるとは露ほどにも思っていませんでした。
私の著書は、若いビジネスマン向けの企画術の本でしたので、高齢者が中心とされる「笑点」の視聴者層とはかけ離れています。だから、たいした影響はないだろうなと考えていました。ところが、テレビで紹介されると、またたく間にAmazon の在庫がなくなり「一時的に在庫切れ 入荷は未定」と表示されるようになりました。
その日の笑点の視聴率は18%。単純計算で1800万人の目に触れたことになります。そのなかの100人に1人でも、本に興味を持ってくれた人がいたとすれば、その数は18万人。実際に購入してくれる人が、さらにそのなかの100人に1人だとしても1800部が売れることになります。その本の初版発行部数は6000部でしたから、3分の1近くが消化される計算です。
おかげで、その本はAmazonランキングのベスト100にランクインし、カテゴリー別の「ビジネス企画」部門で1位となる反響を呼び、増刷を重ねることができました。
このように、全国ネットのテレビ番組に取り上げられる影響は想像以上に大きなものです。
またもし、予算があるものの PR で露出獲得が困難な場合、もしくは早く露出したい、自分たちで露出のコンテンツやタイミングをコントロールしたい場合は、広告として差し込むことも可能です。
関心が強い場合は、そちらも検討されてみてはいかがでしょう。
既存の商品名、サービス名を変更したところ売上や市場シェアを一気に伸ばしたケースも存在します。その場合、付随して検索ボリュームも伸びている可能性が容易に想定されます。
例えば「お~いお茶」「通勤快足」「鼻セレブ」や今日における Google も(旧名:BackRub)などはその典型例です。
これについて詳しくは『パッと書けてすぐに売れる稼ぐ人の「超速」文章術』をご参照ください。以下は関連ツイートです。
他にも書籍『高くてもバカ売れ!なんで? インフレ時代でも売れる7の鉄則』によると、次のような例もあるようです。
以前は「小ネジプライヤー」という名前でしたが、まったくと言っていいほど売れなかったそうです。
そこで社内公募で名称を募集し、「ネジザウルス」という恐竜風の名前に改名して、パッケージも一新しました。
すると商品自体は変わっていないのに、初年度の年間の販売数が前年度の800丁から約7万丁にアップ。1万丁売れれば大ヒットという工具業界で、2002年の発売以来、シリーズ累計250万以上のお化け商品となったのです。
『高くてもバカ売れ!なんで? インフレ時代でも売れる7の鉄則』より引用
このような名称の変更には、勇気が必要です。
名称を変更し成功した当事者は、どのようなことを考えているのでしょうか。
「イモトのWi-Fi」「にしたんクリニック」で有名な西村氏は著書『最強知名度のつくり方』にて、旧サービス名「グローバルデータ」を「イモトのWi-Fi」に変更した際のことを回想し、名前の重要性について下記のように指摘しています。
「グローバルデータ」というサービス名でしたが、「海外旅行の際は、『グローバルデータ』が便利です」などと世間に訴えて、強い反響があるとは到底思えませんよね。普通にやったのでは目立つことはできない。ありきたりなネーミングではダメ。エッジを立て、インパクトを与え、記憶に残さなければいけない。そんな試行錯誤の結論が「イモトのWiFi」でした。
(中略)
「グローバルデータ」という名前に一切反応を示さない人でも、「イモトのWiFi」と聞けば、少なくとも「何それ?」とはなります。そして「イモトって、あのイモトのことかな」などと少なからず考えるはずです。
『最強知名度のつくり方』より引用
その後実際に名称を「イモトの WiFi 」に変更した事で事業は注目を集め、急速に成長したとのことです。
また、氏は先行企業の優位性を突き崩すため、CM の大量露出を実施しています。
イモトさんの起用と大胆なネーミングで「イモトのWiFi」への注目は一気に高まり、事業は急速な成長を開始します。さらに、そこに弾みをつけたのが2017年ごろから本格化させた商品PRでした。
(中略)
先行企業としての優位性を守り続けるためにもここが勝負のしどころと考えた私は、一気呵成の攻めを決行。年間広告宣伝費に一点突破とばかりに売上高の20%超を投入し、昭和歌謡風のユニークなCMを大量露出したのです。
『最強知名度のつくり方』より引用
このように適切な名称変更には、事業は急速な成長させる効果があるほか、他の施策と組み合わせる事でその効果を何倍にも引き出すことが可能なのです。
書籍を執筆し出版ことにより、著作名、著者名が増加することは珍しいことがではありません。
書籍を刊行することで「本でしかリーチできない層」に対してリーチが出来るようになり、そういった層にリーチすることで「今まで全く指名検索を試みなかった層」からの検索が発生することに期待が持てます。
「本でしかリーチできない層」については安宅氏と落合氏との、対談でのやり取りを見ていただければお分かりいただけるかと思います。
(6:35〜)落合「僕も「なんで本出してるんですか」って知り合いによく言われるんですけど、いや〜これはね〜本でしかリーチしない人達がいるんですよって」
「【シン・ニホン】落合陽一×安宅和人「日本再生への戦略会議」(期間限定ダイジェスト)」の内容を一部文字起こし
安宅「そう、大量に」
落合「大量にいるんです」
また著作を出すことにより「著作名」という1つの指名キーワードを獲得することができるだけではなく、関連したイベントなどを開催することでより名前を広げるほか、メディア取材などが発生し、結果指名検索数を伸ばすことも可能です。
様々な SNS が存在しますが、特にボリュームを増やす上で例えば BtoC 商材の場合などは YouTube などは非常に強力な媒体として機能します。
初めは注目されにくとも、オーガニック投稿を重ねていくことでじわじわと検索ボリュームに対して影響を与えていきます。
実際に自分の担当している案件でも YouTube のオーガニック投稿を継続した結果、1年半で検索ボリュームが10倍になった事例が存在しています。
BtoB であれば X などが有効に機能するかもしれません。
有効なSNSについては商材や、ターゲットとの相性によって変わります。まずは様々なものにトライし、最適なものを見つけていく形がオススメです。
例えば特定の医院やクリニック名、税理士事務所名などの場合、地域ビジネスゆえ検索ボリュームを一定数以上に伸ばすことが難しいケースがあります。
しかし、医師個人名、税理士個人名の検索ボリュームに関しては比較的柔軟に伸ばすことが可能です。
例えば自身でブログを書いたり SNS を運用したり、同業者の方が読むような専門誌に記事を投稿をすることでじわじわと検索ボリュームは増えていくかもしれません。
それとあわせて有効なのが、メディアサイトなどの要望に答える形で記事監修などを行っていく取り組みです。
もちろんどのようなメディアの記事監修をするのかにかなり左右されるのですが、例えば YMYL に関するコンテンツへの記事監修ニーズは一定数存在しています。
ニーズに対して答える形で記事監修を積み重ねていくことは長期的に個人名の検索数(指名検索数)を増やしていくことの実現に大きく寄与するケースも珍しくありません。
プレスリリースをこまめに打つのも、有効な手段の1つです。
プレスリリースを打つことにより、より多くの人の目に指名キーワードが触れることになり、またそこからの流入の発生などに期待を持つことができます。
注意すべきは Google は正式に「プレスリリースは広告と同じ、リンクには nofollow を付けるべき」と明言している点にあります。
つまり「被リンク目的のプレスリリースと見られた場合、ペナルティの対象となる可能性が高いため、念の為 nofollow を設定しておいた方が良いよ」という話です。
この点については、以下ブログ記事に詳細が書かれているので気になった方はそちらをご参照ください。
参照:「プレスリリースは広告と同じ、リンクにはnofollowを付けるべき」とGoogleのジョン・ミューラー氏
この点については実にシンプルで、枌谷さん@sogitani_baigie の下記ツイートからも読み取れる通り「”最大化する余地”があるのであれば、それを広告で最大化できるのであれば最大化した方が良い」という話です。
「SEO で1位で出ているし、そもそもリスティング広告を配信することで指名検索ボリュームが増えるわけではないのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、それでもリスティング広告を行うべきです。
「なぜ指名キーワードに対してリスティング広告を配信すべきなのか」については、過去に下記記事で詳しく述べているため、気になった方はそちらの記事ぜひご一読ください。
ちなみに、以前に自分が編集長を務めているキーマケLab で、従業員50名以上の会社でマーケティング業務に従事されている方のうち、223名のリスティング広告運用に携わっている方に「指名検索に対してリスティング広告を配信していますか」とヒアリングを試みたところ、83%の方が「配信している」との回答を得たことがあります。
こういったデータからも、指名検索に対して広告配信することはスタンダードな広告運用であり、これをしないことによって機会を損失してしまったり、自社の指名検索に対して広告配信を仕掛けてきている競合他社に顧客を奪われてしまうリスクがあるということについて、理解を深めておくと良いでしょう。
上記「(8)リスティング広告を配信する」とも被る内容にはなりますが、指名検索するメリットを広告上で展開するのも1つの手です。
例えば定期通販の場合、指名検索のリスティング広告経由では他の通販サイトよりも低価格で販売しているケースも多く、そういった形で広告配信を行うことは口コミや UGC を経て、結果検索ボリュームを伸ばすことにも大きく貢献します。
他にも例えば「ジャパネットたかた」は定期的に下記ツイートのようなリスティング広告を指名検索したユーザーに対して配信しています。
ジャパネットたかたの放送を見ていて「ジャパネットたかた」と検索すればその時にイチ押ししている放送内容のもの(上記ツイート例ではエアコン)が直接購入できるというのは「利便性」という観点で考えれば、ユーザーにとって大きなメリットです。
そしてジャパネットたかた自身も、その時に最も売りたい商品を「ジャパネットたかた」と検索したユーザーに対してまずは提示し、まず指名検索してきたユーザーに対して広告で真っ先にアプローチして効率的な実売へとつなげています。まさにユーザーにとっても、ジャパネットたかたにとってもメリットのあるリスティング広告の展開例です。
他にはあのマクドナルド、ケンタッキーも指名検索に対するリスティング広告の配信を用いて、特定商品の販促を行っていたことがあります。
仮にこのような取り組みを広告上で定期的に行っていけば、もしかすると定期的に指名検索するユーザーも増えるかもしれません。
また自社の名前を検索し、定期的に情報を求めているようなロイヤリティの高い顧客に良い形で、今まさに手に取って欲しい商品をプッシュすることが可能となります。
これは当然のことですが、1つのビジネスをひたすら継続することが指名検索数の増加、指名キーワード経由でのサイト流入を増やす上で最も効果のある手段です。
例えば短期間で大々的な広告展開すれば特定の指名検索数を一時的に増やすことは可能かもしれません。実際に新作映画やドラマ、ゲームタイトルなどはそのようにして、広告経由で広まっている部分も多くあります。
しかしそういった場合を除き、大抵のビジネスにおいては地道な企業努力、例えば製造業であれば製品の定期的な見直しや改良だったりがものを言います。
「サランラップ」も一朝一夕で今の地位を確立したわけではなく、地道な改良を積み重ねて企業努力の結果いまの地位を築くに至っています。
どのような媒体に出すものかにもよりますが、調査記事やコンテンツの共同制作、記事の寄稿などをすることによって、指名検索数を増やせる可能性があります。
例えば自分もキーマケLab というメディアを立ち上げる際、「【調査結果】Web広告運用・制作の現場で生成AIツールを使用しているのは40%」という調査リリースを公開しましたが話題となり様々なメディアで紹介されたこともあり、指名検索数を増やすことに成功しました。
どのような媒体に出すものかにもよりますが、特定のトピックスについてインタビューを受けることによって指名検索数を増やせる可能性があります。
自分も実際にインタビューを受けたことがありますが、インタビューを受けたことにより指名の検索が増えるだけではなく、「この人はインタビューを受けてくれる人だ」と認知され、別のインタビューの仕事が飛び込み、次の仕事につながるなどしました。
※以下(13)〜(15)は公開後に追記したものです。
イベントやウェビナーに登壇するのも、個人名などの指名検索数などを増やす上で有効な手法です。
自分も実際に様々なイベントに登壇していますが、実際に関連して自分自身の氏名の検索ボリュームは増えていることを実感しています。ただ1つ、2つ出るのではなく、続けて複数継続して登壇するなどしないと効果は実感できないかもしれません。
やどかりさん@yadokari_sun 有益な情報をありがとうございます。
いや…ほんとこれなんですよ。結局「圧倒的な成果」を出すことが誰よりもどこよりも認知されます。
平たく言えばそれらの積み重ねでしか第一想起を獲得することもできなかったりします。
阿部さん@semlabo 有益な情報をありがとうございます。
結局「…っで何をやっている人なの?」という疑問はよく名前だけ有名な著名人にありがちです。
結局本業で結果を出し続けなければ指名検索数は増え続けません。
池田さん@ikedanoriyuki 有益な情報をありがとうございます!
インフルエンサーや芸能人を用いることで、わかりやすくブランドイメージを定着させたり、採用を機にメディアリリースしファンに情報を届けることで、指名検索を着実に増やすことに成功したり、顧客を増やすことに成功しているケースは多く存在します。
またこちらをうまく行うことで、実際に被リンク獲得施策として実行し成功している事例は多く存在します。
タクシー広告などの交通広告、OOHの展開、ラジオ広告や音声広告により指名検索を増やせる可能性があります。
クリエイティブの持つ力がものをいう側面はある一方、確実に露出させられる上に一定のリーチに期待が持てる側面もあるため期待できます。また音声に関しては繰り返し指名の語句が耳に届くことにより、一定期間展開し続けることで検索への転換が起きることへつながる可能性があります。
たとえば「ポケポケ」で知られる『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』はサービスリリース直後から一気に指名検索の獲得を実現しています。
既存の人気 IP を活用したプロダクトリリースが、指名検索数の増加につながる理由は次の通りです。
- 既存のファンがクチコミでサービスを広めてくれるほか、進んで情報発信してくれる
- メディア側でも IP に理解があり、記事やニュースなどで取り上げられやすい
- IP の認知度が高いため、消費者が興味を抱きやすく、潜在的な購買意欲が既に醸成されている
- プロダクトに対する信頼感がすでに確立されており、検索や購入、利用のハードルが低い
- 広告やプロモーションで IP のキャラクターや要素が使用されると視認性が高まり、指名検索が増加しやすい
数年前にリリースされた『ポケモン GO』も同様でしたが、既存の人気 IP(ここでもポケモン)を用いたサービス展開は一気に指名検索数を伸ばすことに繋がることが多いです。
結論としては以下のとおりです。
- 指名検索を増やすことは物理的には可能
- 手法は18つ存在し1つ1つはシンプル
- ただし1つ1つの実行難易度、継続難易度が高い
- 簡単に指名検索数を増やす方法はない
文責:川手 遼一