Microsoft 広告における「予測ターゲティング」とは?

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昨年5月に日本でもリリースされ話題の Microsoft 広告、既に配信を開始し他媒体にない費用対効果の高さから衝撃を受けている方も多いのではないでしょうか。

参照:Microsoft 広告(Microsoft Advertising)とは?広告媒体としての特性や注意点について解説

一方、あまり話題に上がらないものの、Google 広告でいうところの検索に対するディスプレイ広告(GDN)のように、Microsoft 広告にもMicrosoft オーディエンス広告と呼ばれるネイティブアド形式(記事内に配置された広告など)のディスプレイ広告も成果が出始めているケースも増え始めており、徐々に注目を集め始めています。

Microsoft オーディエンス広告は、理想的な対象ユーザーとつながり、投資収益率 (ROI) を高めたい広告主向けのパフォーマンス マーケティング ソリューションです。この機能を使用すると、広告主は、コンバージョンする準備ができている対象ユーザーに関連性の高い広告を配信できます。記事内に配置された広告 — などの Microsoft オーディエンス広告エクスペリエンス — は、ユーザーにとって魅力的であり、ページ コンテンツに自然に統合され、広告主にとって視覚的にリッチな広告を配信します。

Microsoft オーディエンス広告について」より引用

しかし、Google 広告における最適化されたターゲティングと同じように、自然と拡張し配信されることもあるので注意が必要です。

参照:最適化されたターゲティングとは?ターゲットの拡張との違い、意図しない配信に関する注意点についても解説

本日はMicrosoft オーディエンス広告の拡張配信を実現するための機能である「予測オーディエンス」と、拡張分のパフォーマンスが良くない場合の対処法について解説していきます。

1.なぜ拡張して配信されるのか?

キャンペーン設定で「予測オーディエンス」がオンになっていると、例えばリマーケティング広告として設定していたとしても、過去サイトを訪問していない人に対しても拡張配信されます。

2.パフォーマンスの確認方法

現状ありません

著しくパフォーマンスが悪い、明らかにリストボリュームに対して過剰に配信がなされており、パフォーマンスが合っていない…といった場合はオフにすることをおすすめします。

3.どうすればオフにできるのか

広告グループ最下部の「予測ターゲット設定」の「予測ターゲット設定の使用」をオフにすればオフになります。

最後に

Google 広告と異なり現状予測ターゲットによって拡張配信された分がどの程度であったのか、どういったパフォーマンスであったのかが確認できないため少々厄介です。

例えば、オフにする事で機会損失が生じるかもしれません。

訪問者向けに広告配信をしていて拡張された場合、UA などの別ツールを用いる事でおおよそどの程度拡張配信されたか、場合によっては拡張分からを特定することも可能です。

しかし管理画面上で特定する方法がないため、例えば購買意向の強いユーザーなど過去サイトに訪問したことがないユーザーに対して広告配信を主に行なっている場合は特定も困難になります。

そういった点も考慮した上で、予測ターゲティングは活用していきましょう。

文責:川手遼一