Microsoft 広告で検索キャンペーンからのオーディエンス広告枠への広告配信を限りなく0に近づける方法

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Google 広告では検索キャンペーンからオーディエンス広告(ディスプレイ広告)枠への広告配信をしないためにはキャンペーンレベルで「ネットワーク」において「ディスプレイ ネットワーク」のチェックを外す必要があります。

Microsoft 広告においてはキャンペーンレベルで同様の設定を行うことができる項目がないため、同じように配信されないよう設定する事ができません。

ただ、下記設定を行うことで代替的にディスプレイ広告枠への広告配信を限りなく0に近づける事ができます。本日はその手法についてご紹介します。

設定方法1.主要な配信先をキャンペーンレベルで除外する

上記した通り、Microsoft 広告において「ネットワーク」という項目はありませんが、「除外設定」という項目があり、こちらの「Web サイト」に特定のURLを入力する事で、それらのページを配信先から除外する事ができます。

Microsoft オーディエンス広告の主要な配信先は下記3つとなるため、これらを除外登録する事で配信を抑制する事が可能となります。

msn.com
outlook.live.com
outlook.com

microsoftcasualgames.com

またレポート上、下記2つが表示される場合があります。

apps.apple.com
play.google.com

これはBingのモバイル面に表示されたものが不具合でそのように表示されてい待っているようです。

実際に除外登録する際は、下記図のような画面になります。

設定方法2.広告グループ単位で「その他の設定」の「広告配信」内で「Microsoft サイトと選択トラフィック」を選択する

「設定方法1」通りに設定する事でディスプレイ広告枠への広告配信を限りなく0に近づける事ができるものの、レポート「Web サイト URL (パブリッシャー)」などを見ると分かる通り、上記3サイト以外にも広告枠は存在するため除外漏れが生じます。

アカウントによってどの程度除外漏れが生じるかは異なりますが、特に酷い場合や、最初からオーディエンス広告枠への広告配信を限りなく0に近づけたい場合、広告グループにて「その他の設定」の「広告配信」内で「Microsoft サイトと選択トラフィック」を選択することを推奨します。

広告グループレベルで設定をするためことで、下記3つのようなデメリットがあります。

  • 単純に工数が多くなるケースが多い
  • 管理画面から一括で確認するとなぜか「Microsoft Advertising ネットワーク全体 (推奨)」を選択している扱いになるため、複数広告グループがある場合は確認作業を Microsoft Advertising Editor で行う必要がある
  • オーディエンス広告枠への広告配信を限りなく0に近づくため、将来的に機会損失が起きる可能性がある

しかしそれでも0に近づけたい場合、上記取り組みを実施すべきでしょう。

オーディエンスに配信された分の確認方法

オーディエンスに配信された分を確認する方法ですが次のとおりです。

キャンペーンレベルで確認し、「セグメント」を選択し「ネットワーク」を選ぶと表示されます。

最後に

Microsoft 広告に関しては他検索広告媒体に比べて10分の1程度の獲得単価を実現できるケースなども多く、実際に配信していて獲得単価の高さなどに違和感を感じる場合は一度 Microsoft オーディエンス広告として配信されてしまっていないか確認することをお勧めします。

また Microsoft 広告は日本ではまだ正式に提供が開始され1年も経っていない広告プロダクトになります。他にも Microsoft 広告は運用する上で気をつけるべき点が多数あります。

下記記事でも詳細を解説しているので、気になった方はご参照ください。

今後もアップデートや突如とした仕様変更が起きる可能性が高く、運用者は他媒体を運用する際以上に臨機応変な対応を求められるため、Microsoft 広告に関しては特に情報を集めながら運用していくことをお勧めします。

文責:川手遼一