当サイトは、Amazon.co.jp の商品を宣伝することにより、紹介料を獲得できる Amazon アソシエイト・プログラムの参加者です。
当記事に Amazon へのリンクが含まれている場合、それをクリックし買い物をすると、当サイト(および当サイト管理人)に対して一定の収益が発生します。
発生した収益の一部は、持続的なサイト維持のために使用されます。
ちなみに下記リンクをクリックし Amazon内で何かしら買い物をしていただくと、当サイト内で紹介した商品以外の購入でも収益は発生します。
もし「ブログの内容が役になった」「記事のおかげで助かった!」といった方は上記リンクをクリック頂き、Amazon内で買い物をしていただければ幸いです。
悩ましいのは、協力頂いた皆さんには持続的なサイト維持以外何の見返りもないということです。せめて皆さんから頂いた額を見て、ブログ読者の方への感謝の気持ちを忘れぬよう日々努めます。
6月の頭に実施された API のアップデートに伴い1、レスポンシブ検索広告を構成するアセット(見出し・説明文)ごとの各指標(表示回数やクリック数、コンバージョン数など)が確認可能になるアップデートが、一部のGoogle 広告アカウントにて実装され、海外で話題になっています。
これらのアップデートが行われたGoogle 広告アカウントの管理画面にて、実際に「広告」内において任意のレスポンシブ検索広告を選択し「アセットの詳細を表示」をクリックすると、各アセットタイプごとの数値が確認可能となっています。

日本ではいち早くダリオさん@DarioZannoniが反応されていたため、ダリオさんのポストを読み、コンバージョンも確認可能となることから「これは助かる…」と思った広告運用者の方も多いのではないでしょうか。
本日は現時点におけるこれらの情報を整理し、お伝えします。
目次
前提として、3つのことを押さえておくと良いでしょう。
管理画面上では確認できずとも、API ではデータとして存在していたため、長らくこれらの指標は Looker Studio を用いることで確認可能なものでした。
しかし API のアップデートにより、従来見れていたものが手法を変えなければ見れなくなってしまったり、また管理画面上でも「広告」ではなく「アセット」として登録すると詳細な指標ごとの見れるようになったり2とした時もありました。
数値が見れるようになった一方で、見方や見ることの意味も考える必要が出てくるはずです。
例えば、広告見出しや説明文ごとのパフォーマンスがわかったとしても、各指標がそれぞれ組み合わさり表示されるのがレスポンシブ検索広告であり、エンドユーザーが何の要素や広告の表示に魅力を感じ、クリックしコンバージョンしたかまではわかりません3。
「(2)見れるようになった一方や見方、見ることの意味も」でも説明した通り、見れるようになったからと言って、今回見れるようになったデータだけでは決定打に欠けます。
しかし、重要なデータであることに変わりはありません。
実際にこれらのデータをみつつ分析する場合は、実際にレスポンシブ検索広告が何の要素を組み合わせ表示することが多いのかを「(検索広告の)組み合わせ」から確認するほか、実際にエンドユーザーがどういった語句で検索しているのかを「検索語句」から確認するなどもセットで見ると、何かしらのヒントを得ることができるようになるかもしれません。
前述した通り、重要なのはすべての Google 広告アカウントでこれらの機能が実装されたわけではないという点です。
複数の Google 広告アカウントを確認しましたが、出稿金額、コンバージョン数に関係なく、ランダムに機能追加がなされているように思われます。
断定はできませんが、川手が確認した限りでは、直近(6/5以降)開設した広告アカウントだとデフォルトで機能が使える状態から運用開始可能になっているようです。
今回 API のアップデートと同タイミングでこれらの機能実装がなされたことを前提に考えると、おそらく Google 側である程度意図してこれらのアップデートを実装したと考えるのが自然でしょう。
公開されている範囲での情報から「なぜ今回このような調整が行われるようになったのか」を推察することは困難です。
しかし、直近で DemandGen で大幅アップデートが実装され、広告配信面の出しわけや配信結果がより詳細に確認可能となったように、自動化・ブラックボックス化されたものが一部公開され、広告運用者が広告運用しやすいようになるような細部の工夫が進行している点などから考えても、何かしらの意思決定がなされ、それにより仕様変更が進んでいるとみても良いように考えることも、できるのではないでしょうか。
自分が編集長を務めるキーマケLabで、7月18日にオフラインイベントを予定しています。
あと満席まで5名程度となります(2025年7月1日更新)
先着順でのお申込みとなりますので、少しでも興味がある方は下記リンクからお申込みください。
文責:川手 遼一
- リリースノート | Google Ads API | Google for Developers
https://developers.google.com/google-ads/api/docs/release-notes?hl=ja ↩︎ - ただし最小単位がキャンペーン単位 ↩︎
- そもそも広告上の表現に魅力を感じたから広告をクリックやタップしたかどうかはわかりません。実際に LTV の高いエンドユーザーにヒアリングをすると「一番上に出てきたからタップした。それでずっと使い続けている」と言われたりすることがあります。 ↩︎