パフォーマンス最大化キャンペーンを全ての広告主が利用可能に

「パフォーマンス最大化キャンペーン(通称:P-MAX)を全ての広告主が本日より利用可能になりはじめる」というアナウンスが Google よりなされました。

参照:Performance Max campaigns launch to all advertisers

パフォーマンス最大化キャンペーンは以前よりベータ版機能として一部のアカウントでのみ利用可能な機能でしたが今後は制限なく、様々な広告主が活用可能な広告プロダクトとなります。

本記事ではその詳細と、現在提供を予定されている既存キャンペーンタイプのアップデートについても解説します。

そもそもパフォーマンス最大化キャンペーンとは

そもそもパフォーマンス最大化キャンペーンとはどのようなものなのでしょうか。一言で言えば「1つのキャンペーンから全ての広告枠に広告配信可能なキャンペーン」になります。パフォーマンス最大化キャンペーンに関して、公式ヘルプでは下記のように解説されています。

Performance Max is a new goal-based campaign type that allows performance advertisers to access all of their Google Ads inventory from a single campaign.

(訳)パフォーマンス最大化キャンペーンは、1つのキャンペーンからすべての Google 広告枠に対して広告配信が可能となる、全く新しい設計思想に基づいたキャンペーンタイプです。

About Performance Max campaigns (beta)」より引用、訳追記

例えばファインドキャンペーンは Google が有する広告配信面(Gmail・Discover・YouTube)に対して広告を配信することが可能なキャンペーンタイプですが、パフォーマンス最大化キャンペーンはより多くの、以下のような広告枠に対し1つのキャンペーンの内に(正確にはキャンペーン下部、アセットグループ内に)1つの広告を作成することにより、最大で全ての広告枠に対して広告配信が可能になるというものになります。

  • YouTube
  • Display
  • Seach
  • Discover
  • Gmail
  • Maps

詳しくは下記記事にて解説していますので、こちらも併せてご参照ください。

参照:パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)とは

具体的にどのように管理画面上で設定していくかについても下記記事で解説していますので、設定されたい方はそちらをご参照ください。

参照:パフォーマンス最大化キャンペーンの設定方法

利用可能になるのはいつか

Google曰く、本日(アメリカ時間で11月2日)すでに世界中の全ての広告主が利用可能になりはじめるとのことですが、管理画面を見ている限り全てのアカウントで利用可能になっているようではないようで、もしかすると何かしらの申請が必要だったり、展開が完了するには時間がかかるのかもしれません。

Performance Max campaigns will roll out to all advertisers around the world starting today. 

(訳)パフォーマンスの最大化キャンペーンは、本日より世界中のすべての広告主に展開されます。

Performance Max campaigns launch to all advertisers」より引用、訳追記

いち早く導入されたい方などは、 Google に実際に問い合わせてご相談をされてみてはいかがでしょうか。

<追記(2021.11.6)>

試しに個人で有している Google 広告アカウントから窓口に問い合わせてみたところ、「パフォーマンス最大化キャンペーンは全世界の全ての広告主が利用可能なように動き始めたものの、展開の完了には時間がかかるから待っていてほしい」という旨の連絡をいただきました。

またこれは個人的な見解ですが、過去の経験則上何もせずとも、おそらく年内〜年始にかけてぐらいのタイミングで全てのアカウント上で設定可能なように管理画面上で変化が見られるのではないかと思われます。

今現状、特に担当者がついている広告アカウントなどを除き、自然と反映されるまで待つ以外に手はないようです。

今後予定されている変更

2022年にスマートショッピングとローカルキャンペーンは自動的にパフォーマンス最大化キャンペーンにアップグレードが予定されています。

スマートショッピングとローカルキャンペーンが1つのアカウントでそれぞれ実装されているケースは稀かと思われますが、それぞれパフォーマンス最大化キャンペーンにアップグレードされてしまう場合、1つの広告アカウントの中に2つのパフォーマンス最大化キャンペーンが存在する形になるため、そのままの状態にしておくとデータの分散など様々な問題が起こりうる可能性が考えられます。

Google のアナウンスに注目しつつ、適切なタイミングで適切な設定や調整を今後も運用者側で検討していく必要がありそうです。

文責:川手 遼一