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Twitterは4月21日（アメリカ時間で4月20日）に 下記2つのことを発表し、下記条件を満たしていないアカウントからの広告配信を停止しました(一部例外あり)。
- 4月22日以降、広告を配信するには認証されたアカウント（ Twitter Blue or Verified Organizations or 金色バッチが付与されたアカウント)が必要
- 4月21日までに月額$1,000以上の広告費を投下している場合は金色バッチを付与（今後も月額$1,000以上の広告費を投下すれば金色バッチを獲得できるかは不明）
現在情報が錯綜しており、本記事の内容は予告なく変更される場合があります。
4月22日より日本国内においても、既に広告配信がされなくなるといった制限が生じているケースを確認しています。
本記事では今回の変更に伴う影響や、必要な対応について解説します。
目次
以下が、今後短期的に起きる可能性が高いことになります。
- 一部広告アカウントからの広告配信の停止（一部を除き、Twitter Blue or Verified Organizations or 金色バッチが付与されたアカウントではないと広告配信が不可に）
また上記に伴い、下記現象も起きる可能性がございます。
- CPM やクリック単価の変動
- 広告の露出不安定化
管理画面上に以下のような文面でアラートが表示されています。
原文はこちらになります。
Starting April 21, unless your business’s @account is either subscribed to Twitter Blue or Verified Organizations, or has received a gold checkmark, you will not be able to run ads on Twitter. Subscription accounts benefit from a superior Twitter experience, including a more visible organic presence and a broader range of creation tools. Please subscribe now.
Twitter 広告管理画面より引用
翻訳されたものはこちらになります。
4月21日から、あなたのビジネスの@アカウントがTwitter BlueまたはVerified Organizationsに加入しているか、ゴールドのチェックマークを受け取っていない限り、Twitterで広告を掲載することができなくなります。サブスクリプションアカウントは、オーガニックプレゼンスや幅広い作成ツールなど、より優れたTwitter体験の恩恵を受けることができます。今すぐご購読ください。
Twitter 広告管理画面より引用（訳）
また下記のような文面が Twitter から送付されています。
原文はこちらになります。
Title:Building a better Twitter through verification
Hello!
Starting April 21, your @account must have a verified checkmark or subscribe to either Twitter Blue or Verified Organizations to continue running ads on Twitter. Business accounts spending in excess of $1000 per month already have gold checks or will soon, and they’ll continue to enjoy access to advertising without interruption at this time.”
This change aligns with Twitter’s broader verification strategyto elevate the quality of content on Twitter and enhance your experience as a user and advertiserThis approach also supports our ongoing efforts to reduce fraudulent accounts and bots.
Subscribing to either of these services means you have been verified by Twitter as a real person and/or business.
Amongst other features, you’ll have a more visible organic presence and a broader range of creation tools. We’re excited for you to get started and to benefit from a superior Twitter experience.
For Twitter Blue, sign up here. For Verified Organizations, apply here.
Twitter社からのメール原文より引用
翻訳されたものはこちらになります。
タイトル：検証でより良いTwitterを作る
こんにちは！
4月21日より、Twitterで広告を掲載し続けるには、@アカウントに認証済みチェックマークがあるか、Twitter BlueかVerified Organizationsのいずれかに加入している必要があります。月額1000ドル以上のビジネスアカウントは、すでにゴールドのチェックマークがついているか、近日中にゴールドのチェックマークがつく予定で、現時点では中断することなく広告の利用を続けることができます。
この変更は、Twitterの幅広い検証戦略に沿ったもので、Twitter上のコンテンツの質を高め、ユーザーや広告主としての体験を向上させるものです。このアプローチは、不正なアカウントやボットを減らすための継続的な取り組みにも対応しています。
これらのサービスのいずれかに加入することは、Twitterがあなたを実在の人物や企業として認証したことを意味します。
また、Twitterのオーガニックな存在感を高め、より広範なクリエーションツールを利用できるようになります。より優れたTwitter体験のために、ぜひご利用ください。
Twitter Blueはこちらからお申し込みください。Verified Organizationsについては、こちらからお申し込みください。
Twitter社からのメール原文（訳）より引用
Verified Organizations はいわゆる認証済み組織のことになります。
日本においても、条件を満たしていないアカウントからの広告配信の停止が確認されています。実際に Twitter 上でも下記のような声が見受けられます。
広告配信を継続したい場合、下記が必要な対応になります。
- クライアントや上長への報告、相談（Twitter広告の挙動について、Twitter Blue またはVerified Organizations、金色バッチの取得について）
- Twitter Blue または認証済み組織の取得
また Twitter はメール文にて下記のように言及して入るものの、実際にはタイムラグが発生する可能性も高いため、月額1,000ドル以上投下している場合でも、一時広告が中断される可能性なども想定されます。
Business accounts spending in excess of $1000 per month already have gold checks or will soon, and they’ll continue to enjoy access to advertising without interruption at this time.
（訳）月額1,000ドル以上の利用があるビジネスアカウントは、すでにゴールドチェックを取得しているか、近日中に取得する予定で、現時点では中断することなく広告へのアクセスを継続します。
Twitter社からのメール原文より引用、一部訳
ただ一部では「Twitter Blueに加入するも結局広告配信が開始されない」といった事が起きているようです。
その場合は下記対処などしてみるとよいかもしれません。
- 一定期間時間を置く
- キャンペーンを作り直し広告を再度いちから設定する
本記事冒頭で「Twitter 広告出稿が可能なアカウントを原則、認証されたアカウント（金色 or Twitter Blue）に制限すること」と説明した通り、原則 一部例外として、認証されたアカウント（Twitter Blue or ）プロモ広告であれば Twitter Blue または認証済み組織（金色バッチ）を取得していないアカウントであったとしても広告配信に使用できます。
正直何をしたいのかわかりませんが、今回の制限により様々な影響や変更が想定されます。
月額$1,000以上広告費を投下することで取得可能となるため、例えば情報商材の販売を目的とした個人で広告出稿（金色バッチ取得が目的）をする人が増える可能性なども考えられますし、今後は新規で Twitter 広告の配信を開始する場合はTwitter Blue への加入がほぼ必須となるなど、Twitter 広告の配信開始フローなどを見直す必要性なども出てくるはずです。
ただし新規アカウントで広告配信を行う場合、Twitter Blueに加入するにはアカウント開設後30日間待つ必要などがあるため、これまで以上に気軽に広告配信を開始できなくなったと見て間違いないでしょう。
新たに作成されたTwitterアカウントは、30日が経過するまでTwitter Blueサブスクリプションを購入できません。
「Twitter Blueについて」より引用
またこういった大規模な変更が特にアナウンスから実装までが短期間で今後も行われると、広告媒体として Twitter に対する依存度を下げていこう…といったような広告主の動きも想定されます。
いずれにせよ、まずは一旦直近で Twitter 広告の数値はいつも以上に注視しておくことが必要となるのではないでしょうか。
文責：川手遼一
