Google Tag Manager を用いて広告経由のLINE公式アカウントの友だち追加をコンバージョン計測する方法

近年では BtoC を中心にラストコンバージョンポイントに「注文」「お問い合わせ」を設定しつつ、マイクロコンバージョンポイントとして「LINE公式アカウントの友だち追加」を設定するケースが存在します。

例えば広告を経由した「LINE公式アカウントの友だち追加数」の把握は、サンクスページが存在しないため、サンクスページのページビューによるコンバージョン計測方法(サンクスページにコンバージョン計測用タグを設置する方法)では困難です。そもそも厳密に広告をどのように経由したのか、経由した数をサンクスページがあれば100%間違いなく把握できるわけではないのですが、ここではその話をすると話が非常にややこしくなるのでそれはまた別の機会に。

しかし、そのような場合でも Google Tag Manager(以下、GTM)を使うと容易に計測できるようになります。本日はその設定方法について解説していきます。

実施内容について

まず今回は「特定のドメインURLのクリック」を条件にタグを発火させるように設定を行います。特定のドメイン(文字列)のリンクをクリックした際にタグを発火させるように設定します。

遷移後の行動までは把握できないため厳密な実数の把握は困難ですが、遷移数がわかればそこから概算してざっくり実数がどのぐらいかを把握することも可能な上、何よりそれらのデータをベースに入札調整や戦略・戦術の考案が可能になります。

ちなみに遷移後のLINE友だち追加率はざっくりとですがどの業種でも80%〜90%ほどになります。そのためコンバージョン数×0.8%が実数(実際に友だち追加した数)という認識でいれば大きくブレることはないでしょう。

ちなみに実際のコンバージョンタグの発火は以下のようなイメージになります。

設定方法について

設定方法は以下の通りです。まず GTM の管理画面を開き「変数」から「Click URL」を追加します。これを行わないと後で手間がかかるので先に済ませます。赤枠内「変数」から入り「設定」をクリックし「Click URL」にチェックを入れます。

そして「タグ」と「トリガー」の設定を行います。まずは「タグ」を設定します。その次に「トリガー」を作成し「タグ」に紐付けます。

「タグ」をクリックし「新規」をクリックします。今回は Google 広告のコンバージョンタグを設定すると仮定して設定を行います。

タグの名前はここでは借りして「LINE友だち追加への遷移」とします。

特定のページから「LINE友だち追加」に遷移する前に、必ず公式リンクから直接遷移させる場合、下記のように「line.me」「line.naver.jp」「landing.lineml.jp」といった文字列をURLに含むページを経由します。(アカウントの発行時期、アカウントの形態によって URL は異なります)

ここでは例として「line.me」というURLを経由するとして、タグが発火するように設定をします。

まずトリガー作成に遷移し、「+」マークをクリックし設定を進めていきます。トリガーの名前は仮に「LINE友だち追加(直前)」とします。

この際に注意すべきは2点あります。

まず「タグの発信を待つ」にチェックを入れた方が良いという点です。「タグの発信を待つ」にチェックを入れると以下のような処理が為されるようになります。

[タグの配信を待つ] オプションをオンにすると、このトリガーが設定されているすべてのタグの配信が完了するか、または指定したタイムアウト時間が経過するか、どちらか早い方が発生するまでフォームの送信を遅らせることができます。この設定をオフにすると、処理が遅いタグについては、フォームの送信によって次のページが読み込まれるまでに配信が間に合わない場合があります。

タグマネージャーヘルプ「フォーム送信トリガー」より引用

処理が遅いタグの場合、処理する前にページ遷移されてしまうと発火しない可能性があります。それを最大限ゼロにするために「タグの配信を待つ」をONにします。デフォルトだと「2,000ミリ秒(2秒)」となりますが、ここはそのままで基本的に問題ありません。

次に「Click URL」だけではなく「Page URL」も設定しなければならないという点です。

「Click URL」だけを設定し「Page URL」を設定しないとタグは発火しません。必ずこの点はセットで理解しましょう。また「Page URL」を細かく設定することにより、特定のページでのリンククリックだけを発火条件にすることなども可能です。

最後に作成した「タグ」を保存し、「タグ」TOPに戻り問題ないかを確認し、右上の「公開」をクリックして公開までいけば完成です。公開後にテストCVを行い正常にタグが発火しているかの確認も行いましょう。

最後に

どちらかといえばこちらが基礎かもしれませんが、電話CV計測はこちらと同じ手法で配信可能です。特定の電話番号や「tel」といった文字列に反応するように設定することで計測可能になります。

また上記設定でタグが発火しない場合、設定に誤りがある可能性があります。考えられる可能性は下記別記事にもまとめているので気になった方はそちらも参考まで見ていただければ幸いです。