Meta社は現在、多数のユーザーにリーチする可能性がある特定のFacebookアカウントに関して Facebook Protect をオンにすることを求めています。
通知を無視しオンにしないと、該当のアカウントにアクセスできなくなる可能性がある仕様のため、アプリやメールでその旨を通知された方は設定をする必要があります。特に現在Meta広告(Facebook 広告)を運用中の方は、表示された場合必須で設定した方が良いでしょう。
本記事ではFacebook Protect の概要と、その設定方法について解説していきます。
目次
Facebook Protect は、アカウントをより保護するために開発されたセキュリティプログラムです。
もともとは選挙候補者、選挙スタッフ、公選職員のアカウントが設定を求められていたプログラムですが、2022年からはそれ以外の人にも一部設定が求められるようになっています。
Facebook Protectにより、選挙候補者、選挙スタッフ、公選職員のアカウントは、二段階認証などの強固なセキュリティで保護され、不正アクセスの試みがモニタリングされます。
「Facebook Protect | Facebook for Government, Politics & Advocacy」より引用
2022年に、本プログラムを全世界に広げる計画です。
「Facebook Protect | Facebook for Government, Politics & Advocacy」より引用
警告文によれば、通知後15日以内に設定しないと、ログインができなくなる可能性があるとのことです。
「可能性がある」とのことなので、必ずしもログインできなくなる…というわけではないようです。
アプリやメールで通知がきた人のみが設定可能です。
まず下記のような画面が表示されるので、設定を進めていきます。




設定フローについては公式に動画でも公開されているようなので、そちらもご参照ください。
前述(3)〜(4)にかけて、以下2つが実施されていない場合はスムーズに完了作業ができない可能性があります。
- 複雑なパスワードが設定されていない場合
- 2段階認証が未設定
そのためスムーズにオンにできない場合は、上記2つの項目に関して確認することをオススメします。
Meta広告の配信を行っている場合、Facebookアカウントにログインできなくなることによって様々な損失が発生する可能性は非常に高いため、アプリ上などで表示されたりメールなどが届いた場合は早めに設定することをオススメします。
またこれは海外の事例ですが、Facebook Protect を有効にすることによって、逆に今までであれば問題のなかったアカウントへのアクセスが過剰に危険視されアカウントにログインできなくなってしまうこともあるようなので、例えば今までアクセスしたことがなかったようなネットワーク環境(ネット回線、デバイス、ブラウザなど)からアクセスする場合は余裕をもってアクセスするなど、注意が必要となります。

文責:川手遼一