Backlog World 2023 Re:boot に参加してきました

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12月9日に福岡(博多)で開催された Backlog World に初めて参加してきました。

福岡空港に到着後早々に「豚そば 月や」でクリア豚骨を嗜む
(東京だと GINZA SIX でも食べられるけど、やっぱり本場はちょっと味が違いますね)

自社で Backlog を用いて複数拠点でタスク管理をするようになってから早数年、今回 Backlog World 2023 Re:boot に一個人として参加した際に思ったこと、感じたことなど書き連ねていければと思います。

本記事はアドベントカレンダー「Backlog Advent Calendar 2023」に参加しています。

Backlog World はそもそもどんなイベントなのか

Backlog World とは、下記のような趣旨のイベントになります。

Backlog Worldは、「プロジェクトマネジメントに関わるすべての方のための祭典」と謳っているとおり、Backlogユーザーはもちろん、「Backlogは利用したことがない・・」という方のご参加も大歓迎!のイベントです。

プロジェクトマネジメントはどのような業種や職種にも必要なスキルであり、幅広い業種や職種の方が参加されています。

「プロジェクトをどのように進めれば成功するのか、効率化できるのか」といった、業務改善の参考になる話が聞ける、そんな集まりがBacklog Worldです。

ランチタイムや懇親会では、同じビジネス課題を持つ方とつながるチャンス。ノウハウを学び合い、ときには「分かるよ〜」と共感し合い、「楽しく仕事を進める」ためのヒントをお持ち帰りいただけます。

【12/9(土)開催】まだ間に合う!Backlog World 2023 参加登録受付中」より一部引用

2023年12月開催のものに関しては「Re:boot」とある通り、Backlog 発祥の地である福岡で、オフラインで開催されました。

Backlog Worldとして4回目の開催となる「Backlog World 2023」は、Backlogのユーザーコミュニティ”JBUG(ジェイバグ)”が運営します。

今年はBacklog発祥の地でもある「福岡」で「オフライン」で実施致します! テーマは「Re:Boot〜未来への帰還〜」とし、 数々のセッションやワークショップ、情報共有の場、Good Project Award(表彰イベント)などプロジェクト管理に関する知見を相互に高め合う場を作っていきます!

Backlog World 2023 Re:Boot-未来への帰還-福岡オフライン by #JBUG – connpass」より引用

過去数回はコロナ禍での開催ということもありオンライン開催でしたが、久々のオフライン開催ということもあり(2021年のレポートなどこちらに詳しくまとまっています)会場は活気で溢れていました。

今回も多くの方が参加され、開始早々に X(旧Twitter)でもトレンド入りを果たしていました。

自分は確認できていなかったのですが、北九州、福岡エリアではトレンド1位だったようです。

JBUG ◯◯ との違い

JBUG とは Backlog のユーザーコミュニティであり、 JBUG ◯◯(地名)は各地域の有志によって日本各地で開催されている各地域ごとのBacklog のユーザーコミュニティになります。各地域ごとに定期的にイベントが開催されており、Backlog Worldはそれの全国版に位置付けられます。

プロジェクト管理・タスク管理ツール「Backlog」のユーザーコミュニティ「JBUG(Japan Backlog User Group/ジェイバグ)」は、普段は都道府県ごとに開催されているプロジェクトマネジメントに関するイベントの全国版「Backlog World 2023」(以下、本イベント)を2023年12月9日(土)に福岡市ファンションビルで開催します(原文ママ)

Backlogユーザーグループが開催する「Backlog World 2023」参加申し込み受付開始」より引用

Backlog World当日、会場には主要な地域を取り仕切るコミュニティのメンバーの方が終結され、地域ごとの JBUG 特徴や取り組み内容についてお話しされていました。

各地域の魅力を語る上でご当地グルメを引き合いに出す方もいらっしゃり、見ているだけでお腹がすいてくる LT の数々を堪能しました(笑)

JBUG 東京(2023年9月開催)の場合

直近で自分は9月に開催された JBUG 東京にも参加していましたが、その際は「プロジェクトマネジメントをアンラーン」というテーマが設定されており、LT 形式で様々なお仕事をされている方が業務改善方法や Backlog に関する知見をシェアされていました。

これは Backlog に限った話ではありませんが、普段自分たちが触れているツールも実は意外な使い方があったり、自分たちの通常業務をもっと効率化させる活用方法があったりしますがそれに気づけなかったり、そういったことに気づかせてもらえる場にもなっています。

実際に自分自身も話を聞いていて「ああ、あの業務で使えるな」とか「こういうときに使えばいいのか」という気付きを得ることができ、早速社内に持ち帰るに至っています。

直近で見ても各地で JBUG は開催されています。興味がある方はこちらからどうぞ。

考えさせられた3つの話

当日は複数の登壇者がプロジェクトマネジメントや Backlog に関するプレゼンテーションを行っていましたが、中でも3つが特に印象に残り、色々と考えさせられたのでご紹介します。

(1)倉貫 義人氏による基調講演

午後の部は10年以上の Backlog 利用歴がある倉貫 義人氏による基調講演(「不確実な世界で成果をあげる 〜変化を抱擁するアジャイル思考」)でスタートしました。

Back to 2010
某有名映画のようなタイトル

「コロナ禍」と呼ばれるような社会的な激変が直近で起きたことを前提に、今後も「不確実な世界」であり続けることが想定されます。そんな世界においてどのような思考が最適であるのかについて、これからの仕事のあり方、働き方、マネジメントの観点でレクチャーいただきました。

What will the future of work look like?
Manual, knowledge worker

個人的には特にマネジメント領域の話として出た「プレッシャーをかけても生産性は上がらない」のところは金言に感じました。

Even if we increase the number of people

自分自身、自分を徹底的に追い込んで結果を追求するタイプの人間なので過去同様に人に対しても自分と同じような方法で成果に対するコミットメントを求めて失敗したことがあります。

生産性をあげるには個々がナレッジワーカーである(もしくはなる)形が一番ということを前提に、今後少し人と一緒に働く機会があれば考えをめぐらしたいと思いました。

(2)Backlog における新しいガントチャート開発秘話

Backlog の開発に携わる砂川氏による新しいガントチャートの開発裏話も、興味深い内容でした。

新機能が搭載された新しいガントチャートを紹介しつつ、既存のユーザーに混乱を与えず如何にすればエンドユーザーにもっと便利にサービスを利用してもらえるかを考える姿勢からは、並々ならぬプロダクト、プロダクトユーザーへの愛も感じました。

new gantt chart
new gantt chart
new gantt chart
new gantt chart
100万人以上が利用するサービスだからこそ、1つの機能変更でも数十万人の利用に影響することも

仕事柄自分は多くの広告管理画面や、広告関連ツールに触れる機会が多いのですが、そういったものもこうやって考え抜き、より良くしようと日夜努力している人がいるのかと思うと、頭が下がる思いです。

(3)パシフィコ横浜(株式会社横浜国際平和会議場)の Web サイトリニューアルプロジェクト

業務領域が近いからというのもあるかもしれませんが、特にパシフィコ横浜(株式会社横浜国際平和会議場)の Web サイトリニューアルプロジェクトは話を聞いていて心惹かれました。

「サイト内で迷子になっている人がいる(そのため必要以上に PV が多い)」「サイトを見てもよく分からないから問い合わせが多い」といった仮説をサイト内のデータ、一次情報から取得し、合計1000ページ、ピーク時月間100万 PV を超える大規模な公式サイトのフルリニューアルを実施したという事例です。

Site renewal example using Backlog
一定規模以上のPVがあり、公共性もあるサービスサイトの場合、下手にいじれないんですよね
Site renewal example using Backlog
社内の色々な人の意見を汲んだサイトがすごいことになっていくのはいうまでもなく…

結果現在運用コストは年間6万円まで削減でき、PV も20%削減、お問い合わせは88.7%削減することができたのですが、そのプロジェクトを Backlog を通して、5名のメンバー(うち IT 業務経験者はうち1名のみ)で内製によって実施した…というから驚きです。

Site renewal example using Backlog
結果的に大幅なコストカット&迷子になる人の減少にも成功

こちらの事例は「Good Project Award 2023」の中で発表されたもので、結果こちらのプレゼンは最優秀賞に選ばれていました。

参照:2023年の最も素晴らしいプロジェクトを表彰する「Good Project Award 2023」 パシフィコ横浜が最優秀賞を受賞

株式会社横浜国際平和会議場名義で後日プレスリリースでも出るとのことなので、そちらもお楽しみに。

最後に

やや蛇足感もありますが、個人的に「よかった」と思った点や「これはすべきだった」と思った点についても最後お伝えできればと思います。

(1)絶対懇親会は参加した方がいい

自分は終了後の懇親会にも参加したのですが、結論参加してすごくよかったなと思っています。理由としては下記のとおりです。

  • 同業者(マーケティング業務に携わられている方)とタスクや施策管理関連のお話ができた
  • 他社の Backlog の込み入った使い方であったりを聞くことができた
  • 出し物(マジックショー、じゃんけん大会)もあり始終和やかな雰囲気で最高だった

同じアドベントカレンダーに参加されている方が懇親会の写真であったりをアップされていたので、興味が湧いた方はこちらもどうぞ。

参照:【日記】#BacklogWorld 2023 by #JBUG の1日 2023/12/09(土)

(2)トゥクトゥクには乗った方がいい

ランチタイムは近隣の商業施設へ、帰り際には博多駅にトゥクトゥク(別名:サムロー)が2台出ていました。今回運よく2台とも乗ることができました。

A legal tuk-tuk that blends into Fukuoka city, but has been modified to the point that it no longer retains its original shape.
トゥクトゥク1台目(相当手が加えられたもの)

福岡市内を数分走ったのですが、昼間ということもあり、ほどよく陽光もあり気持ちよかったです。

inside tukutuk
クリスマスデコレーション仕様?
inside tuktuk(cat?)
…猫?

商業施設でお昼を済ませ、帰りは別のトゥクトゥクに乗って帰りました。

2台目(非常にベーシックなトゥクトゥク)

どちらも良い乗り心地でした。ありがとうございます。次回以降もトゥクトゥクがあるのであれば、ぜひ未経験の方は1度は乗車することをオススメします。

(3)一双にはいくべき(だった?)

会場の目の前にある「一双」は非常に気になりました。

奥に佇む「一双」

当日ランチの時間帯は非常に混みあっていたのですが、ランチ時をずらして訪問した方も多かったようで「おいしかった」と話されているのを聞き、ちょっとうらやましいなと(最後の最後でイベントの趣旨と違う話をすいませんw)そして参加後に他の方が「一双」をオススメする記事を書いていたことを知り、東京に戻ってきてからも気になっています(笑)

参照:Backlog World 2023当日の歩き方&オススメ福岡グルメ3選|Mako Fujimoto

自分はトゥクトゥクに乗りたかったので特に後悔はないのですが、こういった形で「行ってみたい」と駆り立ててくれるお店がいくつも立ち並ぶ街・博多、とても素敵だと思います。

またこのあと夜の街に飲みに行ったのは、言うまでもありません(苦笑)

素敵な街です、博多。

文責:川手 遼一