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4〜5年前にGoogle広告において「広告配信面からアプリを除外しよう」という動きがトレンドとなりましたが「あれは本日においては嘘(=有効ではない)だよね?」という話を今日はしたいと思います。実際に自分は配信面としてアプリをほとんどのケースにおいて除外していませんが、通常のウェブサイトと同程度に現在はコンバージョンする案件も多く抱えています。当時との違いも踏まえ、今日はお話していきたいと思います。
本記事におけるアプリ=ネイティブアプリのことであり、Webアプリのことではありません。
記事タイトルの「あれは嘘だ」は映画「コマンドー」の名言「お前は最後に殺すと約束したな、あれは嘘だ」を意識したタイトルです。当時除外を呼び掛けた人たちを貶める意図は一切ありません。
目次
結論から言えばNoです。Google ディスプレイ広告(以下GDN)のメニューにもよりますが、下記のように配信先の見た際にアプリからのコンバージョンが3分の1程度を占めているケースも実在します。(数値はサンプルです)
よって除外設定している場合は機会損失も多い可能性があり得ます。
結論から言えば「アプリに配信してもパフォーマンスが悪くない」ということは起こり得ます。
それは、上記の数値例からもわかる通りです。
3〜4年前との違いで言えば、アプリの審査厳格化( Apple と Google で異なる)や、アプリケーション開発環境が異なっていることも影響しています。当時に比べて違法性の高いアプリや無理やり広告を踏ませようとしてくる、いわゆる誤タップを誘発させることを目的としたアプリは減っています。
これは2クリックペナルティなどのペナルティが設けられたことが大きく影響しています。
2クリックペナルティとはAdmobのバナー広告などでユーザーの誤タップなどが多いと課せられちゃう例のあれです。
「Admobの2クリックペナルティ/2クリック制限が解除されるまで試した事」より引用
またオーバーレイ広告に関しても、アプリは近年規制が入りました。
もう完全に誤タップを狙ってるだろと言わんばかりの動くバナー広告ですが、どういう動きがあったのか分かりませんが、どうやら規制が入り禁止になるそうなんです。
「【朗報】まるでトラップ…あの動くうざいバナー広告、ついに規制へ | カミアプ | AppleのニュースやIT系の情報をお届け」より引用
このような要因から「アプリに広告配信してもパフォーマンスを悪化させるだけ」という固定概念は消えつつあり、最近ではリマーケティング広告ではもちろん、ブロード配信やカスタムオーディエンスでアプリに対しても広告配信をするケースが増えています。
一旦配信して、パフォーマンスが悪かったり、明らかにクリック率がアプリ別に見て高い場合、異常値の場合は個別に除外対応していくようなケースも多く、逆に「特定のアプリ」に広告配信し成果が出ているような事例も存在します。
例えば「オンラインヨガ教室」という商材の広告配信を行う場合、アプリにも配信した結果「無料のヨガアプリ」(自宅で個人レッスン受講者が使用することを想定したもの)でコンバージョンが獲得できていることが分かりプレースメントターゲティング(アプリを指定して広告配信)を行い、集中的なユーザーの獲得を狙っていくことで有効に機能する可能性が高いです。
広告の最適化フローとしては以下を行うイメージです。
例えばアプリを実際にダウンロードして確認した際に広告が露出するシーンが1 LESSON の終了時だとした場合「1 LESSON 終了した際に表示する上で最適な広告は何か」と考えます。
通常のオンラインヨガ教室の広告では価格やコースの多様さなどを訴求するかもしれませんが「お疲れ様でした。でももっとあなたに合うマンツーマンのヨガを自宅で手軽に受講してみませんか」といった旨の広告を設定し配信してみたりします。このような最適化を行うことでより効率よく、コンバージョン獲得ができるようになる可能性はグッと高まります。
結論から言えば No です。
アプリに配信したとしても中には広告の設置箇所、設置方法が誤タップを誘発する構造になっており、うまく成果につながらないケースは上記のような対策が講じられた今でも存在します。そのためアプリ面に広告配信する場合も細かくパフォーマンスを見て、その上で判断していく必要性があります。
BtoB系の商材や、一部のニッチな商材の場合はアプリのパフォーマンスを確認の上、ご予算なども考慮した上で全除外でも問題ないケースも存在します。
しかしながら「アプリ=劣悪な配信」という認識の運用者はいまだに多いかと思いますが、これは事実ではなくただの思い込みなので捨てましょう。また「パフォーマンスが悪化するからアプリを丸ごと除外しましょう」という発想も間違っているので、辞めましょう。
簡単に思考停止してしまい、「アプリ=除外」という発想がよくないのです。
しかしながら「アプリを除外した方がいい」と思える数値が出ているのであれば当然アプリへの広告配信も試した上で「なし」とあとから判断するのはアリです。
下記記事にて詳細なアプリへの広告配信を停止する方法(つまりGDNの広告配信先からアプリを除外する方法)について解説していますので、興味があればそちらをご一読下さい。
文責:川手遼一